シールドは何を買えばいい? 定番シールドを紹介

シールドは何を買えばいい? 定番シールドを紹介

はじめてシールドを選ぶ時の参考にいわゆる「定番」と呼ばれているシールドをまとめました。シールドを買おうと思うけど色々あってよくわからん、という方、ぜひ参考にしてください。

シールドで音は変わる?

その前に、そもそもシールドで音は変わるのでしょうか?これは、確かに変わります。ただし、当然ですがこの違いはシールド以外の条件をまったく同じにして比較してみないと分かるものではありません。はじめてシールドを買うという方はあまり音の違いにこだわり過ぎず、ピンときたものを買ってしまって良いと思います。そうすると、そのシールドが自分の中の音の基準になるので、その後ここで紹介するようなシールドを試してみることで違いが実感できるでしょう。

シールドはギター用とベース用で違う?

結論から言うと、違いません。ギター用、ベース用を謳って販売されているシールドは確かにありますが、ギター用と書かれているシールドをベースに使っても全く問題ありませんし、逆も然りです。色々なメーカーがギター、ベースに適したものと企画して売っているだけで、使えないわけではありません。出音がどうなるかは自分の機材で試してみないとわかりませんが、○○用といったシールドはシールド自体で音が変わるように「味付け」されているものが多く、楽器自体の音を素直に出してくれるものは少ないと覚えておくと良いでしょう。もう少し言うと、「味付け」というのは目立たせたい音域以外を意図的に抑えるようにすることで実現しています。そういった音域のコントロールはシールドに任せるよりアンプなどでコントロールした方が個人的には良いと思っています。つまり良いシールドとは不要な味付けをせず、音域を素直に伝えてくれるものと言えるでしょう。本記事では楽器自体の音を素直に出してくれるタイプのシールドを紹介することにします。

シールドの長さは何メートル必要?

はじめて一本シールドを買うのであれば「3m」あれば十分だと考えます。それ以上の長さが必要になるのは広い会場でライブをするとか、何メートルも動き回りながら弾く必要に迫られた場合になるでしょう。自宅でもリハスタでも、アンプなどのベースの繋ぎ先の側から3m以上離れてベースを弾きたい場面は滅多にありません。

定番シールドを紹介

どれを選んでも最初の一歩には間違いないと思います。私の独断と偏見に基づく感想付きです。

CANARE G03

日本のメーカーCANAREのオーディオケーブル。高過ぎず質も良い、でも特別良いと言う声もあまり聞かない。定番なので今自分が最初のシールドを買うとしたらCANAREにすると思います。

BELDEN #8412

初心者セットについているシールドからBELDENに切り替えた人が「こんなに音が変わるのか」とよく言っている印象。ど定番過ぎて個人的にはあんまり面白くない。間違いなく良い音出ますけどね。

CAJ Guitar Cable

CAJの公式サイトにも書かれていますが私が考えるいいシールドのコンセプトにマッチしてる気がします。実際に使った印象も悪くないです。

Providence LE501

Providenceのシールドのプラグはピンクのラインが印象的で使ってる人をみるとすぐProvidenceだと分かりますし、ちゃんとしたシールド使ってるんだな〜と思います。ちなみに最高級モデルになるとこれくらいの値段になる。

Ex-pro FL

一番間違いないと思います。一切の味付けなし、楽器の信号をそのまま運んでくれてる感があります。お値段もそれなりですが。

最後に

意外とシールドも結構高かったりするので気軽に色々買って試してみるのは難しいかもしれませんが、少しずつ試してみて自分に合うシールドを見つけてみてくださいね。最後に、シールドは半田付けさえできれば自分で作ることもできます。自作であればコストを抑えて品質の良いケーブルを使ったシールドを手に入れることができますのでオススメです。

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