バンドであれ個人であれ、楽器をやっていると必ずシールドなどのケーブル類を扱うことになります。ケーブルには正しい「巻き方」があるのをご存知ですか?今回はケーブル類の8の字巻きについて解説します。
8の字巻きのやり方
まずはやり方を説明します。
1:片方のジャック付近を左手で持つ
写真のように片方のジャックを左手で持つ状態からスタートしましょう。
2:内側に巻く
右手で左手で持っているところから50〜60センチくらいのところを持ちます。写真のように右手で軽く、ケーブルを体の方に捻るように力をかけると自然とケーブルが内側に巻かれます。巻かれたら左手でケーブルをキャッチして、内巻きは完了です。
シールドに内向きに力をかけてくるっとなったのを左手でキャッチした状態。
3:外側に巻く
次に、先ほどと同じようにまた右手で左手の位置から50センチくらいのところでケーブルをキャッチします。今度は右手で軽く力をかける方向を先ほどと逆向きにします。内巻きと同じように自然とケーブルが巻かれるので、左手でキャッチします。
外側に力をかけてくるっとなったのを左手でキャッチするところ。
4:2と3をケーブルの端まで繰り返す
ここまでくればあとは簡単で、内巻き、外巻きを交互に繰り返します。以上が8の字巻きのやり方です。
最後までいって八の字巻きが完成した状態。
8の字巻きにする理由
8の字巻きにするのには理由があります。一つは、ケーブルが絡まず簡単にほどけるため、取り扱いがしやすくなることです。8の字巻きができていないと、長いケーブルですのですぐに絡まってやっかいなのとになります。もう一つの理由が、ケーブルに余計な力がかからないためケーブルの寿命が伸びることです。シールドをはじめとしたケーブル類の正しい扱い方を覚えて実践しましょう。機材を大切に。