ライブハウスでは上手(かみて)と下手(しもて)の意味を押さえておこう

ライブハウスでは上手(かみて)と下手(しもて)の意味を押さえておこう

ライブハウスでは本番の演奏をするだけではなく、事前にリハーサルの時間があります。当日お世話になるPAのスタッフさんとコミュニケーションを取りながらライブの音の調整をしていくわけです。そのコミュニケーションをとっていくにあたり「上手(かみて)」「下手(しもて)」というキーワードを押さえておきましょう。

上手と下手の意味

| 下手
|
客席側 | ステージ側
|
| 上手

上手と下手はステージ上の位置の事を示しています。客席からステージに向かって右側を上手、左側を下手と呼びます。

PAとのコミュニケーション上の使用例

リハーサルの際にPAスタッフに自分の要望を正しく分かりやすく伝えるために使います。例えばバンドにギターが2人いるとしましょう。片方のギターの音量をもっと上げて欲しい、という時にどう伝えますか?「こっち側のギターの音量を上げてください」とかだとPAからしたら「どっち?」となってしまいます。そこで上手、下手の出番です。2人のギターの立ち位置でどちらのギターのことを言っているか識別できるので、「上手側のギターの音量を上げてください」のように伝える事でPAと正しくコミュニケーションが取れることになります。

コミュニケーションエラーを無くしてライブの質を上げる

たいていのライブではその場で初めて会うPAにライブでの音の調整を任せることになります。限られたリハーサル時間で、演奏している自分たちが演奏しやすい状態に、観客にバランスのいい音に、調整する必要があります。そのため今回紹介したような単純な用語ひとつであってもコミュニケーションエラーを無くしてライブのクオリティを上げることに繋がるでしょう。

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