ベースの弦交換の時期について考える

ベースの弦交換の時期について考える

今回はベースの弦はいつ交換するのが良いのか考えてみます。ベースの弦は張り替えてからの経過期間で音がかなり変わります。新しい弦の音の特徴を押さえて自分なりの弦交換の指標を持てると良いですね。

弦を変えるとここが変わる

弦を交換することにより変わるポイントを記載します。

  1. 弦が新しいほど明るく金属的な音がする
  2. 弦の種類によって音が変わる
  3. 弦の太さ(ゲージといいます)により弦のテンションが変わる
  4. 弦のテンションが変わると演奏性が変わる

新しい弦は「ギラギラ」した金属っぽい音がします。長く同じ弦を使い続けた後に新しい弦に交換するとこんなに音が違うのかと驚くでしょう。またベース弦も色々なメーカーが出していますが、弦の種類によっても音が変わってきます。ベース弦は芯になる弦に細い弦が巻かれていますが、芯となる弦が円形なのか六角なのか、巻き弦が円形なのか角が落とされて平坦になっているのか、素材はニッケルかスチールか、太さはどうか、といった違いがいろいろと販売されている弦それぞれの特徴になっています。素材の違いは音質の違いになります。弦の太さをゲージといいますが、太くなるほど弦の張力(テンション)が上がります。太いほど弾くのに力が必要になりますが、太い音が出るようになります。ニッケルとスチールの違いは音も違いますが、意外と演奏性も違います。個人的にはニッケル素材の方が柔らかく弾きやすく感じます。

弦交換をいつにするか

それでは弦交換はいつにすれば良いのでしょう。弦を交換することにより得られる上記のような効果を鑑みて判断すると良いです。

練習やライブのたびに交換する

新しい弦の金属的な音が好みであれば、常に新しい弦を使いたいところです。スラップ奏法を多用するベーシストは新しい弦の音がマッチすると考える人が多いようで、弦交換の頻度も高くなる傾向がある印象です。ベース弦はそんなに安くはないので、個人的には練習のたび、という頻度はツライよなあと思います。

錆びてきたら交換する

しばらく使用しつづけて弦が錆びてきたくらいのタイミングで交換するパターンです。これくらいの頻度で変えるのが一般的かもしれません。

切れるまで何年でも使う

実は私はこれです。何年も張り続けた弦は、新しい弦に比べてかなり明るさや金属感が薄れてきます。良く言えば枯れたような、落ち着いたベースサウンドになります。張り続けた弦でスラップをしてもいい音が出ないのかと言うと決してそういうこともなく、スラップをすればスラップの音が出ます。新しい弦のギラギラ感はさすがに出せませんが、その新しい弦にしか出せない音にこだわらなければ弦は限界まで使い続ける、でも全然いいのです。

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