エレキベースには2種類ある?アクティブとパッシブの違いとは

エレキベースには2種類ある?アクティブとパッシブの違いとは

エレキベースはアクティブベースとパッシブベースに分類することができます。アクティブとパッシブの見分け方、違いや特徴について解説します。

違いはプリアンプがついてるかどうか

アクティブとパッシブの違いは、ベースのピックアップの違いです。具体的にはプリアンプを内蔵しているかどうかの違いで、プリアンプが付いているのがアクティブ、ないのがパッシブとなります。

一番わかりやすい見分け方は電池の有無

アクティブとパッシブを見分けるのに一番簡単なのは、ボディの裏面に電池を入れる箇所がついているかどうかです。電池を入れる場所はベース裏の電装系のどこかにあります。例えば次の写真のような形で、ボディ裏の蓋を開けると電池が入っていることがわかりますので、これはアクティブベースです。

ベースについているつまみ(コントロール)もヒントになる

アクティブの場合はプリアンプ(イコライザー)による音質コントロールが可能となっています。そのため音質を調整するつまみ(コントロール)がついています。パッシブの場合はボリュームとトーンに対応したつまみだけついていることがほとんどですが、アクティブの場合はそれに加えて低音や高音をどれくらい強調するかをコントロールするつまみがついていることが多いです。そのため、つまみの数だけで一概に判断できるものではありませんが、アクティブベースの方がつまみの数が多くなる傾向にあります。例えば写真のベースは4つのつまみがついていますが、それぞれボリューム、フロントとリアをどれくらいブレンドするか、低音をどれくらいブーストorカットするか、高音をどれくらいブーストorカットするか、となっています。

アクティブベースの特徴

  • 生というよりエレキ感のある音
  • 内蔵イコライザーによりベース本体で音が作れる
  • プリアンプにより強い信号が出るためノイズに強い
  • 電池が切れると音が出なくなる

アクティブはベース自身にプリアンプが搭載されているため信号が強くなります。その結果、音もエレキ感が強調された「アクティブくさい音」がすると言われます。

パッシブベースの特徴

  • アクティブよりも生っぽい乾いた自然な音
  • イコライザーは内蔵されていないので音作りは接続先で行う
  • アクティブよりはノイズに弱い
  • 電池に依存しないので電池切れの心配がない

アクティブよりもノイズに弱いと言われますが、そこまで気にする必要はありません。パッシブの音はアクティブにはない自然な感じがします。アクティブとパッシブで迷って居るのであれば音をそれぞれ聴いてみて好みの方を選ぶと良いでしょう。

アクティブベースは電池切れに注意

アクティブベースは電池が切れると音が出なくなってしまいます。電池はシールドを挿している間消耗しつづけます。そのため弾かないときにシールドを挿しっぱなしにしないことに注意しましょう。それでも電池はいつ切れるので、あれ?音が出ない?という時は、アクティブベースの場合電池切れを疑ってみる必要があります。例えばライブ中に電池切れて音が出なくなると悲惨なので、大事な場面で電池のトラブルに見舞われないよう注意を払っておきましょう。

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