はじめてのベース選びで4弦ベースと5弦ベースで迷うかもしれません。
最初から5弦を選んで大丈夫かな?と思っている方の参考になるよう、メリット、デメリットをまとめます。
5弦と4弦を比較
5弦ベースと4弦ベースをポイントを絞って比較してみます。4弦を基準とした場合、次の表のようになります。
5弦ベース | 4弦ベース | |
最低音 ※レギュラーチューニングの場合 |
B | E |
ネック幅 | 広い | 普通 |
弦の値段 | 4弦より1000〜1500円位高い | 2000〜5000円位 |
ミュートの難易度 | 4弦より難しい | 普通 |
5弦ベースのメリット
使える音域が増える
まず何と言っても5弦の存在により使える音が増える点は外せないでしょう。4弦ベースだと半音下げチューニングやドロップDチューニングで対応しなければいけない曲でも5弦ベースならチューニングを変えることなく対応できる場合が多いです。
5弦ベースの曲のコピーに困らない
また、近ごろはプロのアーティストの曲で5弦ベースが用いられていることも普通になってきており、そういった曲をコピーする時に困らない点もメリットと言えるでしょう。ちなみに、5弦ベースで4弦ベースの曲をコピーする分には、5弦を無視してしまえばよいだけですのでまったく問題ありません。
5弦ベースのデメリット
ミュートの難易度が若干上がる
ベースは基本的に一度に一本の弦しか鳴らさないことが多く、その際に重要になってくるのが「ミュート」の技術です。ミュートは鳴らしたい弦以外が鳴って不要な音が出ないようにするテクニックです。鳴らしたくない弦に軽く触れるなどして実現しますが、5弦ベースの場合ミュートする弦が一本増えることになります。そのためミュートの難易度が4弦よりやや上がると言えます。特にスラップ奏法でいらない弦が鳴らないようにする難易度が上がるでしょう。
弦が高い
弦を交換する時にベース弦のセットを購入することになります。5弦ベースの弦のセットは、4弦ベースのセットより1000円〜1500円位高くなります。弦交換の頻度にもよりますが、ランニングコストは5弦の方が高くつきます。
最初から5弦なら気にならない
4弦と比べてメリット・デメリットがありますが、はじめから5弦で練習すればそれで慣れてしまうので、気にならないものです。デメリットをあまり気にし過ぎる必要はありませんが、はじめてのベース選びの参考までに。